余ったRaspberry Pi 3 Model Bを使ってVolumioを構築してみました。

本当は前回組み立てたPironmanケースのRaspberry Pi 4 Model Bを使いたかったのですが、音楽再生に特化したディストリビューションの為なのか、残念ながらSSDブートが出来ないのです。また32bit OSの為、せっかくのARM64と8GBメモリ資産が活かせません。

SDカード上でしか運用できない為、諦めた次第です。

Volumioとは、MPDやその他機能をまとめた、オーディオ再生に特化したLINUXベースのOSでサーバー上で動作するオーディオプレイヤーとなります。

MPDとはMusic Player Daemonの略で、NASなどネットワーク上にある音楽ファイルを再生することができますし、プラグインを入れればYouTube MusicやSpotifyで聴ける楽曲を流すことも可能です。

またUSB DACやI2S DACを接続して視聴が可能です。
机上にSONY USB DAC UDA-1があるので、接続して音楽視聴環境を構築したいと思ったのがきっかけです。PCに接続して聞いても良いのですがGPUやCPUファンの音が気になるのもあり、せっかくの高音質DACから流れるハイレゾ音源を静かに聴きたいと思っていました。

視聴にはブラウザから開く方法もありますが、AndoroidとiOSにはアプリがあります。
アプリ版もブラウザ版も動作も操作も一緒なので好みで使うと良いと思います。


アプリを起動するとネットワーク上のVolumioサーバを検出します。



NASなどをネットワークドライブとして割り当てれば、NAS上の楽曲が聴けます。
オーディオ出力で接続したDACが選べますので、UDA-1を設定しています。


使い勝手は非常に良いです。
YouTube Musicが垂れ流しできるので、嬉しい。
さすが音楽再生に特化したディストリビューションですね。
あとはSSDブートや64bit対応化がなされれば良いなと思います。


<追記>
Volumioに使用しているRaspberry Pi 3 Model B用ケースをRetroflagのSUPERPi CASE-Jに変えました!!
懐かしのスーファミもどき筐体で良く出来てます。
日本のAmazonでは扱いが無かったので、米国Amazonから空輸してもらいました。